宅配食サービスの中でも、SNS映えする見た目と豊富な野菜メニューで話題の「GREEN SPOON(グリーンスプーン)」。
妻の「SNSで見たカップ入りの野菜やフルーツがおしゃれ」という希望で注文してみました。

筆者のツマタ・オットです。
50代、妻と二人暮らし。
「宅食は高いから使わない」と断言していた僕ですが、妻の病気をきっかけに、それまでの食生活を見直すことに。
正直、おしゃれで高そうなGREEN SPOONは自分ではまず選ばないタイプ。
それでも「野菜たっぷりで体に優しそう」という期待と、「実際の味は?量は?コスパは?」という疑問を抱えながら注文。
今回は初回限定10食BOXを実際に試し、配送から調理、そして実食の率直な感想まで本音でレビューします。
GREEN SPOONを選んだ理由
妻は以前からインスタグラムGREEN SPOONの投稿をよく見かけていたそうです。
「カップ入りで色とりどりの野菜やフルーツが並んでる写真、あれ可愛いよね」と、ずっと気になっていたとのこと。
SNS映えするカップ入り野菜スープの印象
おしゃれなイラスト入りカップに、たっぷりの冷凍野菜。
それをそのままレンジでチンして食べる写真やリール動画がSNSにたくさん流れていたようです。
さらに、ファミリーマートでもスムージーが販売されていたことがあって、「野菜やフルーツたっぷり=ヘルシー」というイメージが強かったようです。
カップ容器はどこへ?全商品パウチ容器に

ただ、注文画面を見て「あれ?」と違和感。
あの印象的なカップではなく、すべて袋状のパウチ容器に変わっていたんです。
調べてみると、現在カップ容器はギフト用のみの販売にシフトした様子。
公式サイトの定期便ではパウチ容器しか見当たりませんが、Amazonや楽天市場の公式ショップでは、まだカップ容器の商品が購入できるみたいです。
「カップ入りがいい!」という方は、通販モールで探してみると良さそうです。
注文方法と初回BOXの内容
今回は特に「これが食べたい!」という希望はなかったので、初回10食BOXで自動的にセレクトされたベストセラーメニューを試してみることにしました。
初回10食BOXは自動セレクト&変更可能
初回BOXは、自動でベストセラー商品が選ばれますが、購入前に中身を確認して他のメニューに変更できます。

最初から自分好みにカスタマイズできるのは嬉しいポイント。
さらに、メニュー選びの際には、アレルギー・苦手な食材・避けたい辛さレベルを設定して検索できるので安心感があります。
ちなみに、GREEN SPOONではスムージーも扱っていますが、初回注文では「メインディッシュ」「ライス&パスタ」「スープ」「サラダ」の4ジャンルの食事メニューに限定されるようです。
初回限定価格で頼めるおにぎり3種とオーツ麦ブレッド
オプションで主食のトライアルセットもあったので、一緒に注文しました。
内容は、もち麦・十六穀米・玄米の3種おにぎり食べ比べセットとオーツ麦ブレッド3個。
初回限定価格は¥820(税込)です。
単品購入すると、3種おにぎり食べ比べセットは486円(税込)、オーツ麦ブレッド3個セットは540円(税込)なので、約206円お得です。
オーツ麦ブレッドは公式楽天ショップでも販売されているようです。
6個、12個、21個のまとめ売りで、送料無料で販売されています。
3種おにぎり食べ比べセットは公式サイト以外では見つけられませんでした。
お届け日数と荷物や商品のサイズ感
GREEN SPOONは冷凍宅配食なので、注文から到着までの日数や、届いた商品のサイズ感は事前に知っておきたいところ。
実際に届いた時の様子と、冷凍庫にしまうときのポイントをご紹介します。
初回の注文はいつ届く?宅配業者は?
注文日や配送先によって変わりますが、初回注文は最短で約4日後に届く予定になっています。
僕が注文したときも、希望お届け日時は4日後から指定できました。
発送はヤマトのクール便(冷凍)です。


暑い日は外気との温度差でダンボールが濡れやすくなるので、受け取り後はすぐに開封して冷凍庫へ。
パウチ容器のサイズ感・冷凍庫での収納のコツ
GREEN SPOONのパッケージは袋状のパウチ容器。
しっかり詰めれば冷凍庫に入りますが、見た目はややかさ張る印象です。
形や素材感は、スーパーの冷凍野菜パッケージと似ています。


収納のコツは、とにかくガチ詰め。
パウチなので柔らかく、立てて並べればスペースを無駄なく使えます。
特に10食セットを一度にしまう場合は、冷凍庫の整理をしてから受け取るのがおすすめです。
調理方法と時短のコツ
GREEN SPOONの料理は、袋をしっかり揉んで中身をレンジ対応のお皿に出し、ラップをせずに600Wで約5分加熱するのが基本です。
冷凍弁当タイプとは違い、袋からお皿への移し替えが必要ですが、その分ゴミは少なめ。
ここでは実際に使ってみて感じた手間や時短ポイントをご紹介します。
袋を揉んでお皿に移す手間
ナッシュのようなトレイ型の冷凍弁当と違い、GREEN SPOONはパウチ容器入り。
お皿に移し替える必要はありますが、袋なのでゴミがかさばらず、調味料のベタつきや匂い残りもほぼありません。
スープ系はほとんどが水を追加して加熱するタイプ。
調理前にパッケージ後ろの調理方法をよく読んで温めてください。

僕はうっかりそのままレンチンして、スープの素が煮えたぎるという失敗をしましたが、それでも十分美味しくいただけました。
加熱時間は短縮しすぎないのが正解
温める前は具材と調味料が別々に凍らせてあり、加熱して初めて完成するタイプの料理です。
そのため、加熱時間が長くなる=料理もお皿もかなり熱くなるので要注意。
持つときはミトン必須です。
「熱すぎるから少し短くしようかな…」と、僕も試しに1分短縮してみましたが、玉ねぎやパスタの火の通りが甘くなってしまいました。
レンジ調理で仕上げるスタイルなので、結論としては表示時間通りが一番美味しく仕上がる印象です。
2人分を用意する時の時短ワザ
主菜2つ+スープ1つを同時に用意すると、レンジだけで合計15分以上かかることも。
さらに冷凍ご飯やパンも温めるなら、レンジはフル稼働状態です。
家庭用レンジの安全機能で途中停止することもあるので、ワット数の高いレンジがあれば時間短縮が可能。
( 記載ワット数 × 記載時間の秒数 ) ÷ 使用するワット数 = 加熱秒数
例:600Wで5分(300秒)の場合 → (600×300)÷800 = 225秒(3分45秒)
また、スープは水を入れての調理なので、主菜をレンジアップしている間にお鍋に入れてコンロで温めるのがおすすめ。
味が濃いめなので、具材や水を少し多めに足して2人分のスープにアレンジすることも出来ます。
そのまま食卓に出せるリュウジの万能スキレットで調理すると見栄えも良く、片付けも楽です。
実食レビュー|野菜の美味しさと満足感を本音でチェック
見た目だけでなく、味や満足感も気になるところ。
ここからは、実際に届いたメニューを食べてみた感想を、正直にお伝えします。
この記事では全体の印象や特徴をまとめています。
1品ごとの詳しいレビューとメニューの選び方は、別記事でじっくり紹介しています。
野菜の風味が活きた抜群の美味しさ
冷凍食品や宅配食の中でも、味はトップクラス。抜群においしい!
特に野菜の風味が際立ってとても美味しいです。
よくよく見てみると、温める前は具材と調味料が別々に凍らせてありました。

調理後に冷凍しているのではなく、レンジアップして初めて完成する料理なんですね。
このおかげで野菜の香りや歯ごたえがしっかり残って美味しいんだと思います。

自動セレクトで届いたメニューはどれも美味しかったですが、プルコギに入っていた牛肉薄切りは他の冷凍食品やレトルトと似た風味。
選ぶなら、肉感がしっかり楽しめるハンバーグ系がおすすめです。
味付けは濃いめ|カサ増しアレンジで2人分にも
見た目や野菜の香りとは裏腹に、意外と味は濃いめ。
女性向けかと思いきや、しっかりガツンとした味付けです。
そのため、パスタメニューは自宅のスパゲティを追加して、2人分にカサ増ししてみました。


好みの味付けに調整して塩分を抑えつつボリュームを増やせます。
ボリューム感は見た目以上
袋から出すと少なく見えるかもしれませんが、実際に食べると意外としっかり満足できます。
僕は普段、コンビニ弁当なら2つはペロリと食べるタイプですが、GREEN SPOONは具材を足してアレンジすれば1食で十分な満足感が得られました。
特に味が濃い分、野菜や主食を追加しても味がぼやけないのが良いポイントです。
ただ、お弁当のように主食はついていないため、ごはんやパンは別途用意する必要があります。
初回限定で頼める「主食トライアルセット」のおにぎりとパンはどちらも食べ応えがあって美味しく、特に雑穀米おにぎりはもちもちで1つが大きく大満足。


オーツ麦ブレッドは公式楽天ショップでまとめ買いするとお得。

おにぎりも楽天市場でまとめ買いできたら嬉しいな。
GREEN SPOON 総合評価 メリット・デメリット
全体の印象としては、「毎日の常備食」というよりは、
おうちでちょっと贅沢したいときや、手軽に栄養をとりたい日にぴったり。
初回499円は神コスパ!価格とコスパ評価
初回は1品あたり499円で購入でき、この価格ならかなりコスパ良好。
冷凍食品は価格が味に直結することが多いですが、GREEN SPOONはその期待をしっかり超えてきます。

まずは一度試してみてほしい!と思える美味しさでした。
定期便は1品1,000円前後に、単品購入も可能
通常の定期便では10品注文+送料などを含めると、総額は約10,116円と表示されました。
1品あたりにすると約1,012円です。
毎日続けるとなると少し高めですが、食材の質や味の完成度を考えると妥当な範囲という印象。
定期契約は柔軟で、1回ごとのスキップや再開日の指定、一時停止や無期限停止が可能。
単品購入もOKですが、4食または8食セットでの注文となり、自分でメニューを選べます。

メリット・デメリット
- 野菜のクオリティが高い
- レンジだけで簡単調理
- 味が目立って良い
- 主菜・副菜のバランスが良い
- 通常価格はやや高め
- 皿移しが必要で調理は手間
- 濃いめの味付け(好み分かれる)
- 主食は別途用意が必要
総合評価 ★★★☆☆ 3.6
GREEN SPOONの個人的な総合評価は
項目ごとの評価を表にまとめてみました。
| 項目 | 評価★ | コメント |
|---|---|---|
| おいしさ | 素材の味がしっかり活きていて、冷凍とは思えないクオリティ。 特に野菜の甘みやシャキシャキ感が印象的です。 | |
| ボリューム | 1食分として満足できる量。 男性にはやや物足りないかもしれませんが、女性や高齢者にはちょうど良いサイズ感。 | |
| 容器 | パウチ容器はレンジ対応皿へ移し替えて温めが必要。 ゴミは少なくてすみますが、洗い物が増えるのが気になります。 | |
| 手軽さ | 冷凍保存できるので常備しやすい反面、温め時間はやや長め。 急ぎの時は少し不便に感じることも。 | |
| コスパ | 1食あたりの価格はやや高めですが、素材や味のクオリティを考えれば納得できる範囲です。 |

とにかく美味しい!
そのまま温めて食べられる容器になったらリピートしたい!
GREEN SPOONはこんな人におすすめ
noshやOisixと比べると、野菜へのこだわりや調理後の完成度はGREEN SPOONの大きな強み。
パウチ型だから冷凍庫のちょっとした隙間にもスッと収納でき、場所を取らないのも魅力です。
味付けはやや濃いめで、しっかり食べ応えがあるので、「今日はおうちで贅沢派」な大人の食卓にぴったりです。
SNSでの口コミや評価は?お弁当への活用
InstagramやX(twitter)でも「値段は高いけれど美味しい」という声が多く見られます。
特にインスタグラムでは「器で盛ると高級感」「色鮮やかな野菜が映える」といった投稿が多数。
その中でも注目したいのが、パウチ容器のデメリットを逆手に取った「お弁当への活用」です。
初回限定10食BOXにはオリジナル保冷バッグも付属。
ランチバッグとして使い、忙しい日はお弁当代わりにGREEN SPOONを持っていくのも、賢くておしゃれな使い方ですね。


GREEN SPOONをまだ試してみたことのない方は、ぜひこの機会に公式サイトから初回限定価格でお試しください。


